看護

看護師夫婦がお互い夜勤をしながら育児も両立できた体験談

現役ICU看護師のミダ猫です。最近では男性看護師も増え、その影響か看護師同士の夫婦も多くなったと思います。

看護師同士の夫婦だとお互いの仕事の理解もできますし、なにより安定した収入が得られるというメリットがあるのですが、その分『お互い夜勤をする』という状況も多いと思います。

子どもがいない夫婦ならば特に問題は無いのですが、子どもが生まれた場合は『育児と夜勤を両立する事ができるのか?』といった問題が発生するのです。

筆者夫婦もお互い病棟看護師であり、日勤・準夜・深夜の3交代制でした。現在は二人目の子供が産まれたので妻は子育てに専念するため看護師を退職しましたが、二人目の子供が生まれるまでは2人で夜勤をしていました。

この記事では男性看護師である筆者と看護師の妻が、子育てと夜勤を両立していた体験談を紹介したいと思います。

とくに現在妊娠中の看護師さんや育児休暇中の看護師さんは気になる点だと思いますので是非参考にしてみてください。

当時の家族構成や生活状況

筆者:男性看護師 ICU勤務 3交代制

妻:看護師 一般病棟勤務 3交代制 同じ病院で勤務

娘:2歳 保育園児

妻実家は車で40分程度、ほぼ実家の援助は期待できない状況。

保育園は自宅から自転車で5分程度。認可保育園。

自宅は賃貸。駐車場込みで家賃9万円。

 

夫婦で夜勤しながら育児をするメリットとデメリットは?

まず実際に体験してみて分かった、夫婦で夜勤をしながら育児をすることによるメリットとデメリットを紹介します。

メリット

1.金銭面で余裕ができる

恐らく夫婦夜勤を行なう最大のメリットが『金銭面に余裕ができる』だと思います。

実際に夫婦で夜勤をしていた時は外食や総菜に頼ることも多く、結構食費がかさみます。家計簿をつけてなかったので詳しい金額は不明ですが、月の食費が5万円以上は使っていたと思いますがそれでも月10万円は貯金できていました。

特にボーナスは二人ともしっかりと貰えるので、夫婦夜勤による金銭面でのメリットはとても魅力的です。

2.夫婦の役割が平等

夫婦で夜勤をするという事は、お互いが家事と育児を分担する必要があるという事です。夫婦が同じ仕事なので完全に役割が平等です。

筆者は夫婦夜勤を始めた頃、「お互い忙しくて喧嘩が増えるのではないか?」と心配していました。しかし夫婦夜勤が始まると「お互い協力しないと回らない」という状態になりました。

夫婦喧嘩って『夫婦間の不平等』が原因となる事が多いです。育児・家事・仕事を夫婦で役割分担するのですが、『仕事の大変さが分かってもらえない』『育児の大変さがわかってもらえない』といった不満が原因となる事が多いです。

その点お互い看護師だとすべて平等です。夫婦間の不満は生まれにくいので、夫婦喧嘩も少なくなります。

3.一人の時間が多くなる

お互いに夜勤があるので、必然的に一人の時間が多くなります。妻が夜勤の日は夜泣きの対応も一人でする必要がありますが、子どもを寝かしつけてからゆっくり一人の時間を満喫できます。

夜勤明けは保育園にお迎えに行くまでゆっくり眠ることもできます。夫婦で夜勤は忙しいですが、しっかりと一人で休む時間もありました。

保育園の先生も夫婦で夜勤をしている事を知っていたので、先生から『お仕事がお休みでも預かりますよ、休む時は休んで下さい』と言われた時はとてもありがたかったです。

デメリット

1.とにかく忙しい

夫婦で夜勤するととにかく忙しいです。夜勤明けでもすぐに眠れる訳でなく、夜勤が終われば買い物をして帰って、帰宅すれば洗濯機を回してシャワーをしつつお風呂掃除をして・・・といった感じで、仕事が終わってからもやる事が多いです。

どちらかが夜勤だと、一人で買い物・お迎え・食事の用意・選択の取り入れ・ゴミ出し・お風呂・寝かしつけをしないといけません。寝かしつけてから保育園のお帳面を書いて次の日の用意をします。

お互いが日勤だと早い方がお迎えと家事を担当する必要があります。もちろん自分が休みだからといって遊びにいけず、家事や育児をする必要があります。

2.職場の理解が必要・肩身が狭い

夫婦で夜勤をするにはもちろん職場の理解が必須です。夫婦が同時に夜勤をしてしまうと子供が見れなくなるので、お互いの夜勤をずらす必要があります。

筆者と妻は同じ病院で勤務をしていたので、お互いの看護師長さんが配慮して下さったおかげで夜勤をずらして働く事が出来ました。

 

例)夜勤のシフト

筆者 深夜入り 深夜明け 準夜 休み
日勤 深夜入り 深夜明け 準夜

 

しかし夜勤の配慮をしてもらうのは『特別扱い』の様な気になりますので、他のスタッフにも言いにくかったです。

もちろん子どもが体調を崩せばどちらかが休まないといけない場合もあります。職場のスタッフは『お互い様ですよ』と言ってくれましたが、やっぱり肩身が狭い思いはします。

3.余裕を持って育児ができない

忙しいと言い訳にしてはいけないのですが、ゆっくりと育児ができないジレンマはありました。

平日は保育園の送り迎えと食事・寝かしつけで手一杯で、休日は溜まった洗濯や掃除をする事が多く、余裕を持った育児ができません。トイレトレーニングなどは保育園に任せきりになってしまっていたり、保育園が子育てのメインになってしまっていました。

保育園に預けてもしっかりと子どもは成長しますが、余裕を持って子育てをしたい人は夜勤をしない方がいいかもしれません。



なぜ夫婦で夜勤することを選んだのか?

看護師は日勤だけ、パートタイム、時短勤務など融通が利きやすい職業です。筆者の夫婦も出産前は『子どもが生まれたら筆者は夜勤をする、妻は日勤のみ』という働き方にしようと話し合っていました。

しかし妊娠中は夜勤ができないので、妻は産休まで日勤のみの勤務が続きました。病棟看護師さんなら分かると思いますが、日勤のみは結構しんどいです。産休に入り、妻は『子どもが生まれても夜勤がしたい。ずっと日勤はしんどい』という思いがあり、夫婦で夜勤をする事を決意しました。

日勤だけだと部署異動の対象にもなりやすく、妻は自分の部署で働き続けたいと言う思いもあったのも大きかったです。

また筆者と妻の職場が子育て世代が多く、職場の理解があったのが共働きをできた大きい理由です。

給料はけっして良い訳では無かったですが、看護師の共働きに子育てのしやすい職場は必須の条件だと思います。

 

夜勤と子育ての両立は、夫婦で家事と育児の協力が必須

メリット・デメリットの部分でも書きましたが、夜勤と子育ての両立には夫婦で家事と育児を協力し合うのが絶対条件です。

いわゆる「ワンオペ育児やワンオペ家事」などもってのほかです。料理や洗濯がしたことなくてもやらないと家庭が回りません。

実家の支援があれば別ですが、筆者の夫婦は実家には迷惑をかけたくないので夫婦で協力して家事と育児を行ないました。筆者も料理は苦手でしたが、料理を続けているうちに料理の腕も上がりました。

『お互いに支え合う』という意識が大切です。自分が楽しようとすると相手に負担がかかってしまう事を理解しておきましょう。



稼ぎが大きいけど支出も大きい!

当時は手取りが二人合わせて55万円くらいだったので貯金も問題なくできて、金銭的に困る事はほとんどありませんでした。

その分節約することをしなかったので支出も大きく、特に食費による支出が大きかったです。

惣菜や冷凍食品、外食に頼ることが多く、お弁当を作ってなくて常にコンビニか食堂だったので必然的に食費は高くなりました。

今思えばもったいないと思いますが、当時は外食など食事でストレス発散している部分もあったので仕方ないのかなと思います。

 

まとめ

・夫婦で夜勤は『金銭面で余裕ができる』『お互い協力し合える』というメリットがあるが、『忙しい』『職場の理解が必要』というデメリットもある。

・夜勤と子育ての両立には夫婦の協力が必須。ワンオペ育児・家事では不可能。

・稼ぎは大きいがその分支出も大きい。

夫婦で夜勤と子育ての両立には、お互いの協力も大切ですが、やはり『職場の理解』が大切だと思います。

筆者の夫婦が夜勤と子育てを両立できたのは、子育てのしやすい職場だったのが大きいです。職場の理解があるならば、夫婦で夜勤をする事は難しいことではないのです。