ライトボウガンやヘビィボウガンにおいて、弾丸の節約になるだけでなく、リロードの回数を減らすので業物/弾丸節約のスキルの効果は高いです。
業物の護石で簡単に発動できる事もあり、散弾ヘビィにとっては必須のスキルというハンターも多いと思います。筆者も下手な火力スキルよりも、業物を発動させる方がクリアタイムが早くなる場合が多いので、基本的に業物を発動させるスキル構成が好きです。
しかし最近のアップデートで新装備や新護石が登場したこともあり、業物か火力特化のどちらがダメージが高いのか検証してみました。
業物/弾丸節約の効果
「業物と真業物の効果は重複するのか?発動確率の違いは?」という記事で紹介していますが、業物の発動確率は15~20%程度です。
効果としては一定の確率で弾丸が減らないので、弾丸を節約するスキルと思われがちですが、実はかなりの効果の高いスキルです。
業物によってリロードの回数を減らす事により、結果的に攻撃できる時間が増えます。またボウガン系はリロードの隙に被弾する事もあり、リロードの回数が減るだけで安定感が増します。
火力構成と業物構成のダメージ比較
逆恨みなどの火力スキルを優先した装備と、業物を発動した装備でダメージ比較しました。
方法は、トレーニングルームで1分に与えた総ダメージを比較しています。
逆恨み5+攻撃7の火力構成
会心率100%、超会心3、散弾強化2、逆恨み5、攻撃7、業物なし
龍脈覚醒で自傷ダメージを出して逆恨みを発動しています。トレーニングエリアは挑戦者が発動できないので、攻撃7を発動して計測しています。
1分間でのダメージは
1回目 17966
2回目 17941
リロード回数は7回。1秒間のダメージは299.4
逆恨み5の火力構成
会心率100%、超会心3、散弾強化2、逆恨み5、業物なし
上記の装備から攻撃を外した構成。
1分間でのダメージは
1回目 17157
2回目 17142
リロード回数は7回。1秒間のダメージは285.9
業物あり構成
会心率100%、超会心3、散弾強化2、業物あり
1分でのダメージは
1回目 16758
2回目 16758
リロード回数は5回。1秒間のダメージは279.3
という事で龍脈覚醒+逆恨み5を発動すれば、業物構成よりもダメージが高くなる事が分かりました。
しかしあくまでもトレーニングエリアで動かない相手でのダメージ比較です。
リロードに時間がかかるほど業物が有利?
ここで重要なのは、リロードに時間がかかるほど業物の期待値が高くなることです。
もしリロード毎に数秒のロスがあれば、リロード回数の少ない業物の方がダメージロスは少なくなります。
例えばリロード時に2秒のロスがある場合、逆恨み5+攻撃7の構成は1分間でリロードが7回だったので、4191.6のダメージロスになります。一方、業物構成は1分間でリロードが5回だったので、2793.0のダメージロスになります。
この場合だと、火力構成は13774ダメージ、業物は13965ダメージとなり、僅かに業物構成の方がダメージ期待値は高くなります。
これはあくまでも机上の簡単な計算によるものです。実際には業物で節約した分を撃ちきれなくて、途中でリロードする事もあります。
まとめ
トレーニングエリアでのダメージ比較では、業物よりも火力スキルを搭載する方が1分間での総ダメージが高くなる事が分かりました。
しかしながら実際にモンスターを相手にした場合は、リロードでの被弾がしやすいので、簡単にリロードができる訳ではありません。その為、クエストでの総リロードの回数を減らす業物は数値以上の効果があります。
モンスターによってもリロードがしにくいモンスターがいたり、1リロード内でダウンや怯みが取れるのでリロードが簡単なモンスターがいたりします。
その為ダメージだけにこだわらず、モンスターや自分の立ち回りによって、業物か火力スキルかを選択する事をおすすめします。