たまにはゲーム攻略以外の記事も書こうと思い、ゲーミングPCとPS5についての記事を書いてみました。
どちらを選ぶべきか問題で悩んでいるゲーマーも多いと思います。実際に筆者もよく職場などで相談される事もあります。結論を言えば「予算次第」となります。
予算があるならばハイスペックのゲーミングPCを購入した方が、できる事が多くなるのでおすすめ度は高くなります。ただ予算に限りがあると思うので、どちらを選ぶべきかをゲーマー目線で解説したいと思います。
目次
どちらを買うべきは予算で決まる
ゲーミングPCとPS5のどちらを買うべきなのか問題は、「予算次第」という答えになります。
例えば予算が20万円の場合、ゲーミングPCを選んだ方がスペックも高く、快適に遊べるマシンが購入できます。逆に予算が10万円以内となれば、ゲーミングPCのスペックが微妙になってしまうので、PS5が選択肢に含まれます。
では次の項目で、ゲーミングPCとPS5にかかる費用をざっとまとめてみました。
ゲーミングPCにかかる費用
PCはパーツ構成や販売店舗によって価格は様々です。基本的に値段が高くなればなるほど、「高画質」かつ「なめらかに」ゲームがプレイ可能となります。また値段が高くなるほど高性能となるので、「配信しながらのプレイ」や「動画編集」といったゲームプレイ以外の用途にも強くなります。
今回は例として、「コスパ重視の入門用PC」と「フルHD画質で快適にプレイできるPC」の2つの参考価格を紹介します。
1.NEXTGEAR JG-A5G60 コスパ重視
マウスコンピューターが販売している高コスパゲーミングPC「NEXTGEARシリーズ」より、RTX4060搭載モデルの「NEXTGEAR JG-A5G60」を紹介します。
ゲーミングPCの中で手ごろな価格設定の割に、ゲームをプレイするための性能は十分に満たしているので、入門用のPCとしてもおすすめなモデルです。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 5 4500 プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 4060 |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | M.2 SSD 1TB |
参考価格 | 142,500円(税込み) |
スペックの詳細と最新価格は公式ページを参照してください。
CPU
コスパに優れるCPUで、低価格ゲーミングPCの救世主的なCPUです。性能は高くないですが、それでも重いゲームでなければ、フルHDで快適なプレイが可能な性能はあります。
購入時のカスタムで、+7700円でRyzen 5 5500へスペックアップが可能。Ryzen 5 5500は3500と比べて性能が20%以上高くなるので、現在だけでなく、数年後も快適にゲームプレイする事を考えれば、5500へスペックアップしておきたいところ。
グラフィックボード
NVIDIAのグラボでは最新の40シリーズの低価格向けのモデルです。低価格向けとは言え、性能は十分に高く、フルHDまでなら余裕でプレイ可能な性能です。
消費電力が低いという特徴もあり、ハイスペックなグラボと比べて、電気代が低くなるという特徴もあり。入門用のゲーミングPCのグラボとしては、十分すぎる性能なグラボです。
メモリ
メモリは16GB搭載であれば、ほとんどのゲームをフルHDで快適にプレイ可能。
なのでメモリをカスタムして増設する必要は無いと思います。
ただ、動画編集やゲーム配信をするとメモリの消費量が増えるので、メモリを32GBに増設するのもありです。ゲーム動画を配信するなら、もう少しスペックの高いPCがおすすめなので、メモリよりも全体のスペックアップをおすすめします。
ストレージ
他のメーカーが標準500GBなのに、マウスコンピューターは標準で1TBと倍量のストレージが用意されているのが嬉しいところ。最近のゲームは非常に容量が大きいので、500GBだと、すぐに容量が足りなくなります。
ゲームをたくさんダウンロードしたり、ゲーム動画をたくさん保存するなどしなければ十分に足りる容量です。カスタムで4TBに増設可能ですが、追加で7万円近く必要になるので、その分を全体のスペックアップに使った方がいいです。動画を保存するなら、外付けのHDDやSSDでも代用可能で、そちらの方が安くすみます。
総評
価格が14万円台とゲーミングPCにしては比較的安く、グラボも最新のRTX4060が搭載されているので、スペックとしても悪くない1台です。CPUのRyzen5 4500が、ややパワー不足な面が否めないので、カスタムでCPUをRyzen 5 5500にアップグレードしておきたいところ。
PS5よりも価格が高い分、動画編集などできることも多いです。高画質にこだわらなければ、性能としては十分すぎるので、入門用のPCとしてもおすすめ。
2.NEXTGEAR JG-A7G6T フルHDで快適PC
フルHD画質の場合、2〜3年前のPCでも快適にプレイできるものが多いです。ただゲームの必要スペックはどんどん上昇しており、「現在快適に遊べるPC」ではなく、「数年先まで快適に遊べるPC」で選んでみました。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 4060 Ti |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | M.2 SSD 1TB |
参考価格 | 187,500(税込み) |
スペックの詳細と最新価格は公式ページを参照してください。
CPU
価格の割に性能が高く、コスパに優れるCPU。フルHDでなら、ほとんどのゲームが快適なプレイが可能な性能があります。WQHD画質や4K画質の必要が無ければ、十分すぎるCPUです。
またCPUクーラーが、この価格帯では珍しい簡易水冷式のCPUクーラーが採用されています。空冷のCPUクーラーと違って静穏性が高く、冷却性能も高いので、コスパに優れるモデルです。
グラフィックボード
NVIDIAのグラボでは、前世代のRTX 3060 Tiの後継モデルにあたるグラフィックボードです。最新の40シリーズの中ではエントリークラスに位置づけられていますが、性能は十分に高く、フルHDまでなら余裕でプレイ可能な性能です。
消費電力が低いという特徴もあり、ハイスペックなグラボと比べて、電気代が低くなるという特徴もあり。ゲーミングPCのグラボとしては、十分すぎる性能なグラボです。今後数年先のゲームも問題なくプレイ可能な性能となっています。
メモリ
メモリは16GB搭載であれば、ほとんどのゲームをフルHDで快適にプレイ可能。
なのでメモリをカスタムして増設する必要は無いと思います。
ただ、動画編集やゲーム配信をするとメモリの消費量が増えるので、メモリを32GBに増設するのもありです。ゲーム動画を配信するなら、もう少しスペックの高いPCがおすすめなので、メモリよりも全体のスペックアップをおすすめします。
ストレージ
他のメーカーが標準500GBなのに、マウスコンピューターは標準で1TBと倍量のストレージが用意されているのが嬉しいところ。最近のゲームは非常に容量が大きいので、500GBだと、すぐに容量が足りなくなります。
ゲームをたくさんダウンロードしたり、ゲーム動画をたくさん保存するなどしなければ十分に足りる容量です。カスタムで4TBに増設可能ですが、追加で7万円近く必要になるので、その分を全体のスペックアップに使った方がいいです。動画を保存するなら、外付けのHDDやSSDでも代用可能で、そちらの方が安くすみます。
総評
価格が18万円台と高くなった分、上で紹介した入門用のモデルよりも性能が高いゲーミングPCです。CPUとグラボともにフルHD画質なら問題ない性能なので、現在発売しているゲームだけでなく、今後数年間で発売されるゲームも問題なくプレイできる性能でしょう。
PS5と比べれば圧倒的に性能が高い分、価格もその分高くなっています。動画編集やゲーム配信も可能な1台なので、予算が許すならPS5よりもこちらを購入した方が、将来的にできることが多いのでオススメです。
PCは周辺機器にも予算が必要な場合も
ゲーミングPCの場合、基本的に購入した際はパソコン本体のみの購入価格になります。なのでゲーミングPCを使う為のデスク、チェア、モニター、マウス、キーボードといった製品は別途用意する必要があります。
この中でも必須なのが「モニター」です。モニターは「フルHD対応」や「4K対応」とスペックが様々であり、性能の高いゲーミングPCで、4K画質でプレイしようとしても、モニターが4Kに対応していないと意味がありません。またモニターによっては入力遅延なども違うので、ゲーム用途でPCのスペックに対応した物を用意する必要があります。
フルHD対応で165Hzのモニターが2万円台で購入可能。最低でもこれくらいのモニターは用意しておきたいところ。
マウスやキーボードなどは安い商品でも使用可能ですが、もしキーボードとマウスでFPSゲームなどをプレイするなら、ある程度良い商品を揃えたいところ。
デスクやチェアは最悪無くてもプレイは可能ですが、せっかくゲーミングPCを購入するのであれば、ゲームを楽しむのに良い環境を用意したいところ。なので、机とゲーミングチェアあたりは用意したいです。
購入時のコスパはPS5が高いけど・・・
次にPS5にかかる費用を見ていきます。まず本体代がディスクドライブ版が約6万7千円。ディスクドライブ無し版が約5万7千円となっています。
PS5は一応4K対応の為、画質にこだわるなら4Kモニターの購入がおすすめ。ただ4Kと言っても画質補正しているものなので、フルHDのモニターでも十分だと思います。また予算が厳しければ、普通のテレビでも大丈夫ではあります。
予算が10万円以内の場合は、ゲーミングPCよりもPS5の方がおすすめです。ゲーミングPCは10万円以下でも購入可能ですが、その価格帯ならPS5と性能が変わらなかったりします。またゲーミングPCは周辺機器も揃える必要があるのて、10万円以上の予算は欲しいところです。
PS5の場合、ディスクドライブ搭載版と120hzのHDゲーミングモニタを併せて購入しても10万円以内に収まります。流石に4Kモニターだと10万円では収まりませんが、HDでも十分な画質です。
購入時のコスパはPS5が高いとしていますが、オンラインプレイする為には、PSプラスというサブスクに加入が必要なゲームが多いです。
オンラインプレイをするなら、一番安いPSプラスエッセンシャルでも月額850円かかるので、意外とコストがかかってしまうという事を知っておいて欲しいです。
ゲーミングPCの場合、基本的にSteamというゲーム配信サービスを利用する事が多いのですが、Steamはオンライン利用料金が不要なので、ランニングコストは意外にもPCの方が安くなるケースがほとんどです。
まとめ:予算が許すならゲーミングPCがおすすめ!
13〜14万円台のゲーミングPCの場合、フルHD画質で十分な性能を発揮できるので、現在プレイできるゲームだけでなく、数年先のゲームでも快適にプレイできる性能です。もちろん周辺機器も合わせれば20万円以上する事もありますが、ゲーム環境を整えてするゲームは没入感や快適度がPS5とは比べものにならないです。
さらに予算があれば高性能のPCも購入可能です。最新のゲームを最高画質で妥協せずに楽しめるのが最大のメリット。また、配信や動画編集にも強いので、将来的に動画配信などをしたいと思うならゲーミングPCを購入するべきです。
予算も大事ですが、「何をしたいか」でも選択肢は変わります。
「ゲーム動画をYouTubeにアップしたい」
「動画編集の副業もしたい」
「2画面で動画を観ながらゲームをプレイしたい」
「最新のゲームを高画質でプレイしたい」
という目的があるならば、絶対にゲーミングPCを買うべきです。PS5だと制限が多くなったり、動画編集も限界があります。
また、最初はゲーム配信に興味が無かったけれど、ゲーミングPCでゲームをプレイするうちにゲーム配信をしたくなる事もあるので、予算があるならばゲーミングPCを選ぶ方がいいと思っています。ゲーム配信をしなくても、マルチモニターで動画を観ながらゲームをしたり、PCでできるゲームも多いからです。予算が許すならゲーミングPCをおすすめします。
一方で、動画配信などに興味が無く、ゲームをするだけで、予算も10万円以内でないといけないのであればPS5がいいと思います。