基本的に格闘ゲームにはガードが存在しますが、ガードを崩す投げや下段ガードができない中段技があるのでガードだけしていれば安全というわけではありません。という事で今回の記事は『防御に関するテクニック』です。
グラブルvsではガードを崩す投げ、下段ガードができないオーバーヘッドアタックが存在します。防御側がこれらに対応できないとダメージをどんどん奪われてしまいます。
攻める方法はリプレイ動画やトレーニングである程度練習できますが、防御は知識を必要とするので、脱格ゲー初心者を目指すなら避けて通れない部分です。この記事では打撃と投げを使い分けた攻めや、オーバーヘッドアタックの対処法などを紹介します。
目次
投げ抜け仕込み
ストリートファイターシリーズの投げ抜けであるグラップディフェンスから、グラップ仕込みとも呼ばれます。
とにかく投げ抜けができなければ画面端で固められた時に投げ→起き攻めのループを受けることになります。しかし投げをピンポイントに予測する事は難しいですし、投げに対応したけど打撃をくらってしまうこともあります。
そこで特定の行動に投げ抜けを仕込む『投げ抜け仕込み』というテクニックが重要になってきます。
投げ抜け仕込みガード
打撃・投げの択に有効。
弱攻撃は発生が早い、投げは弱攻撃より発生が遅いという特性があるので、ガード→投げ入力とすることでどちらにも対応します。ガードボタンを使用していない場合は、後ろに入力しながら気持ち遅らせて投げを入力します。
逆に相手が攻撃タイミングをずらしてしまうと、投げモーションをつぶされてしまいます。これを遅らせ打撃と言います。ガード・投げ抜けをしっかりしてくる相手には少し遅らせて打撃をすると有効です。
それを読んで、さらに遅らせて投げを入力したりとそこは読み合いになります。
タクティクスモードのNo.24で練習可能なので、一度チャレンジしてみる事をおすすめします。
投げ抜け仕込み打撃
・ガード入力しながら→少し遅らせて攻撃入力→投げ入力
打撃・投げ・オーバーヘッドアタックの択に有効。
出の早い攻撃はガードし、投げなら投げ抜けが可能。オーバーヘッドアタックは出が遅いので打撃がカウンターヒットします。
一見万能なように見えますが、相手が様子見をすると攻撃が出てしまうので、場合によっては反撃をもらいます。また投げ抜け仕込みガード同様、遅らせ打撃には弱くカウンターをもらいます。
また投げ抜けが遅くなって、ダメージを受ける尻もち投げ抜けになることも多いです。
オーバーヘッドアタックを多用する相手には有効です。
投げ抜け仕込み避け・投げ抜け仕込み回り込み
避けor回り込み入力→ずらし押しで投げ入力
避け、回避のに投げ抜けを仕込んでおくことも可能です。
避けと回り込みを入力とほぼ同時に投げを入力(投げ入力が遅め)することで、相手が投げをしていれば投げ抜けに移行、投げ以外なら避けなどを行ないます。
タイミングがシビアで投げ抜け失敗となる場合もありますが、回り込みは画面端から脱出できるので避けより有用です。しかし避けや回り込み自体がリスクのある行動なので、場合によっては状況が悪化するケースもあります。
こちらも遅らせ打撃や様子見に弱いです。
また避けや回り込みの終わり際に投げを入力しておくと、投げがきたら投げ抜けに成功し、投げがこなければ投げの失敗モーションが発生しません。こちらも投げ抜けを仕込めるので覚えておいて損は無いと思います。
ファジー
『曖昧な』という意味ですが、格ゲーにおいては『両対応』という意味で使われる事が多いです。
ファジーガード
立ちガード不能の下段攻撃としゃがみガード不能の中段攻撃の択に有効です。
オーバーヘッドアタックはしゃがみガードで防げないですが、モーションが大きく攻撃の発生が遅いです。なので基本的に下段攻撃に遅れて中段攻撃がきます。
その為、しゃがみガード→立ちガードの順でガードすれば、どちらが来ても防ぐ事が可能になります。二つの攻撃のスピード差を利用したガード方法がファジーガードです。
オーバヘッドアタックが来そうなタイミングでしゃがみガード→立ちガードと入力し、オーバヘッドが来なければしゃがみガードに戻すだけでオーバヘッドがガードしやすくなります。
ファジージャンプ
・起き上がった瞬間だけガードしてすぐにジャンプ
画面端から逃げたい時に使うことが多いです。
起き上がりにジャンプを入れっぱなしにしていると通常技重ねに当たってしまうので、ガードを入力しておくことで打撃重ねはガードし、打撃が重なっていなければジャンプが可能です。
様子見をされていたり、読まれていると対空されてしまいますが、慌てて逃げるよりは安全です。
暴れ・割り込み
・相手の攻撃と攻撃の間に攻撃する
相手の連携を通常技や必殺技を使って止める事です。暴れ、割り込み、差し込みと言われます。
例えばガードしながらLボタンを連打する事で、ガードモーションが解けると同時に攻撃が可能です。その為、相手の攻撃と攻撃の間に強引に割り込む事が可能です。
通常技固め→オーバーヘッドアタックやダッシュ投げに対して効果的です。またパーシヴァルの王者の行進固めなどの一部の連携にも有効です。
しかし相手の連携によっては、通常技を潰す連携もあります。これは暴れ潰しと言われるものなので、暴れを潰されるとさらに状況が悪化してしまうこともあります。
通常技だと潰されるので、暴れ潰しに対しては無敵技を使っての暴れが効果的ですが、これは様子見で対処されます。
結論:格闘ゲームは結局読み合い
格闘ゲームには完璧なガード手段というものが存在しません。存在してしまうとそれは格闘ゲームとは言えないと思います。
結局の所はプレイヤー同士の読み合いとなります。しかし防御手段や防御を崩すテクニックを知らなければ読み合いにすらならないのも事実です。
防御は地味で練習しにくいですが、知らなければ格闘ゲームで勝利する事は難しいです。グラブルvsで勝てないというプレイヤーは、まずは防御テクニックを理解してみてはいかがでしょうか?